眼精疲労専門外来 よくあるご質問
学生時代は目がよかったのに、仕事でパソコンを長い時間見るようになり、目が疲れて視力が悪くなりました。
目の疲れで、視力も悪くなるのでしょうか。
大人になって視力が落ちたと感じる原因のほとんどは、調節緊張です。調節緊張とは、近くを長時間見続けることにより、ピントを合わせる毛様体筋が緊張するため、近くにピントが合った状態が続いてしまい、遠くにピントを戻せなくなって、遠くがぼやけて見づらくなってしまう状態です。視力の問題ではないので、目が悪くなったと思って安易にメガネやコンタクトの度数を上げることは、調節緊張を悪化させ、重篤な眼精疲労を引き起こします。視力が落ちたと思ったら、すぐに眼科専門医を受診してください。
毎日、目を酷使して眼精疲労はひどくなるばかりですが、
眼精疲労を治す方法はありますか。
『目を酷使する=長時間近くを凝視している』ことが眼精疲労の最大の原因です。パソコンやスマホを全く使わなければ眼精疲労は軽減しますが、お仕事などで長時間パソコンに向かう方は、目の負担(疲れ)を減らすために、度数調整したPC(パソコン)用メガネを使用し、点眼治療を行うことも必要です。
また、就寝前はパソコンやスマホをできるかぎり使わないようにして、質の良い睡眠をとって目を休めて下さい。
眼精疲労外来は、何回くらい通わなければならないのですか。
初診時に調節麻痺剤を点眼して視力検査を行うと、メガネ等の処方は次回になりますので、最低2回は受診が必要です。
遠方から来院される方も多いので、初診時にせっかく時間をかけて検査をしても、次回メガネ処方に来られない方もいらっしゃいますが、ほとんどの方はPC用メガネが必要なので、ぜひ適切なメガネができるまでは通院してください。
眼精疲労セラピーを受けたいのですが、
どうすればよいですか。
「眼精疲労セラピー」(施術)は隣接するアイクリークで提供しておりますが、アイクリークは眼精疲労専門外来の患者様のための専用施設ですので、まずは、かとう眼科の眼精疲労専門外来を受診ください。
なお、アイクリークの詳細については、HP(www.eyecleaque.com)をご覧ください。
ブルーライトカットの度なしPC用メガネを使っていますが、
それではだめですか。
度なしのPC用メガネは、パソコン画面にブルーライトカットシートを貼っているのとあまり変わりません。本来のPC用メガネは、パソコン画面に楽にピントを合わせるように度数調整したもので、自分の目の過剰な調節力を使わずにパソコン画面を見ることで、目の筋肉の負担を減らし、眼精疲労を軽減します。
もちろん、度数調整したパソコン用メガネにブルーライトカット加工をすると、より良いでしょう。